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中学校『理科』から専門書まで化学の本がほぼ例外なく載せている周期表は、完成版と見えるが、人工元素の増加は除いても完成版と思うのは早い。ラヴォアジエの33元素表(1787年)も原子量の順に元素を並べたメンデレーエフの周期表(1869年)も、誕生当時はおそらく完成版と考えられていた。元素を並べる指標が原子番号だとわかったのはわずか100年前で、水素〜ウランの92元素がそろったのは1945年。 本書はいままでの経た進化の跡をていねいにたどり、まず周期表の魅力と威力を浮き彫りにする。また、過去だけでなく「今後の進化」も見据えている。1000種に近い周期表が提案され、いまも提案され続けるからには、今後も変わるとみるのが自然かもしれない。ものごとを前に進める動力は常識や定説を疑う心である。定説を鵜呑みにしない人たちが、元素の分類を、そして周期表を進化させてきたといえるであろう。

 
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