情報のデジタル化が進む現代社会においては、迅速なデータ入力の技能が求められる。効率よく入力作業をこなすには、入力される文字の正確な音声情報の把握が極めて重要である。そこで、本稿は台湾人日本語学習者の漢字語の「読み表記」における音韻レベルの誤りの傾向を、実証的な調査を通して明らかにした。日中同形の漢字語20語を調査語とし、台湾人学習者42名に平仮名で読み表記を付けさせた。仮名1文字が1拍に相当するので、振り仮名によって母音の長短が表わされると想定し、付けられた読み表記で音韻上の誤りの傾向を調査し、母音の長短の問題点について分析した。その結果、台湾人学習者は漢字語の読み表記における母音の長短の習得が困難であることがわかり、教育現場では漢字語における母音の長短の指導が初級の学習段階からもっと重要視されるべきであることが示唆された。また、漢字語の長音拍にあたる読み表記「い」と「う」が脱落または添加されやすい間違いを改善する一つの案として、日本の漢字音と中国語音における長音の対応関係を、台湾人学習者が馴染んでいる表音記号「注音符号」の4つの韻母「ㄠ/ao/.ㄡ/ou/.ㄤ/ang/.ㄥ/(e)ng/」で指導する方法を提案した。

現代社會隨著情報數位化的發展,對能迅速輸入文字的技能也越發要求。為達到有效率地完成文字輸入工作,充分掌握輸入文字之正確拼音極為重要。有鑑於此,本研究透過實例調查,從音韻觀點分析探討台灣日語學習者標記在漢字語彙上之假名拼音所出現的問題點為何,並針對長短母音之問題點提出適合台灣學習者的改善策略。本研究使用中日同形漢字語彙20字為調查語彙,並讓台灣學習者42人在調查語彙上標注平假名讀音。由於日語假名一字即相當於一拍,故設想能夠利用被標注的假名來呈現出母音的長與短,藉此調查被標注的假名中屬於音韻方面的錯誤傾向。分析結果顯示,由被標錯的假名中可看出台灣學習者在習得日語漢字語彙的長短音是困難的,這結果啟示在日語教育的初學階段就應該更重視漢字語彙裡的長短音指導。改善對策為,利用台灣學習者所熟悉的注音符號中4個韻母「ㄠ/ao/.ㄡ/ou/.ㄤ/ang/.ㄥ/(e)ng/」指導中國語音與日本漢字音間的長音對應規則,期使學習者能藉理解兩者之對應關係或多或少改善漢字語彙上假名標注的錯誤率。